円買い・米ドル買いとなっている通貨強弱が変化するのか注目か
2022.12.23
- 米・PCEコア・デフレーター
- 米・個人所得
前日の米国通貨は、昨日発表された米・第3四半期GDPが市場予想の2.9%から上方修正され3.2%となったことで、米ドルが強含んだ。米ドル円は、今週20日の日銀政策変更による急落のフィボナッチ・リトレースメント23.6%を突破。本日のアジア時間では132.656付近で推移している。4時間足での10MAも突破しているため、継続した反発に注意したい。
欧州通貨は、昨日発表された英・第3四半期GDPがマイナス成長となり、マイナス0.3%となったことから、ポンドが対円で下落した。ポンド円は160.253から158.775まで約140pips下落。米ドル円と対照的な値動きとなった。本日のアジア時間では反発しているものの、日足RSIが30直下で余力があるため、欧州時間にかけての下落に警戒したい。
本日は、欧州時間の16:45に仏・生産者物価指数、17:00にトルコ・外国人到着数、18:00にフィリピン・失業率、20:30に印・外貨準備高、21:00にメキシコ・貿易収支と、米国時間の22:30に加・GDP、米・耐久財受注、米・個人所得、米・PCEコア・デフレーター、24:00に米・新築住宅販売件数、米・ミシガン大消費者信頼感指数、25:00に加・財政収支がある予定だ。円買い・米ドル買いとなっている通貨強弱が、週末最終日に変化するのか慎重に注視したい。
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