拮抗しているユーロと米ドルのレンジ脱却が見られるのか注視か

2022.12.20
- 米・住宅着工件数
- 加・小売売上高
前日の米国通貨は、加ドルが強含む展開となり、加ドル円は99.214から100.456まで上昇した。本日のアジア時間序盤でも上方向を試し、100.750まで上昇していたが、本日の日銀金融政策決定会合にて反落。97.301まで約3.5円下落した。テクニカル的には、加ドル円は月足20MAまでの下落が観測されており、ボリンジャーバンドも⁻3σまで到達しておらず余力があるため、日柄調整後の下落に注意したい。
欧州通貨は、ユーロが対米ドルで拮抗した。ユーロ米ドルは1.0576から1.0657の間でのボックス相場となっており、下値・上値を小幅に切り下げている。4時間足では、ユーロ米ドルは20MAを中心線とし方向性を模索している状態のため、週後半での米ミシガン大消費者信頼感指数発表までは、現状のレンジが続くことを想定しておきたい。
本日は、16:00に南ア・先行指数、独・生産者物価指数、スイス・貿易収支、トルコ・消費者信頼感指数、17:30に香港・消費者物価指数、18:00にフィリピン・鉱工業生産、フィリピン・生産者物価指数、欧・経常収支、21:00にメキシコ・小売売上高、22:30に加・小売売上高、米・住宅着工件数、米・建設許可件数がある予定だ。拮抗しているユーロと米ドルのレンジ脱却が見られるのか、慎重に注視したい。
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