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ECB明けに強含んでいるユーロが週末に上伸するのか警戒か

相場レポート

ECB明けに強含んでいるユーロが週末に上伸するのか警戒か

ECB明けに強含んでいるユーロが週末に上伸するのか警戒か
本日のポイント
  1. 米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言
  2. 米・製造業/サービス業PMI

前日の米国通貨は、昨日発表された米・11月小売売上高が、前月比で市場予想のマイナス0.1%から下振れマイナス0.6%となったにも関わらず、米ドルが最強通貨となった。ユーロ米ドルは1.0736から1.0591まで下落。時間足75MAを下抜けての下落となった。ただ、時間足では依然20MAが下値サポートとして機能しており、本日のアジア時間では上昇を試みているため、週末最終日に米ドルの強さが維持されるのか警戒したい。

欧州通貨は、昨日ECB政策金利発表が行われ、政策金利が2.0%から2.5%へと利上げされたユーロが、米ドルとともに強含んだ。同じくBOE政策金利発表が行われ、0.5ポイントの利上げとなったポンドに対しユーロが優勢となり、ユーロポンドは0.8594から0.8729まで上昇した。テクニカル的には4時間足でRSIが70を超過し77.8となっている一方、日足ベースではRSIが70に到達しておらず余白があるため、ユーロが対ポンドで強含むのか注目したい。

本日の指標は、16:00に英・小売売上高、17:15に仏・製造業/サービス業PMI、17:30に独・製造業/サービス業PMI、18:00に欧・製造業/サービス業PMI、18:30に英・製造業/サービス業PMI、19:00に欧・消費者物価指数、20:30にトルコ・住宅価格指数、22:30に加・卸売売上高、23:45に米・製造業/サービス業PMI、26:00に米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言がある予定だ。ECB明けに強含んでいるユーロが週末に上伸するのか、慎重に見極めたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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