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英国の指標発表によるポンドの変動に要警戒か

相場レポート

英国の指標発表によるポンドの変動に要警戒か

英国の指標発表によるポンドの変動に要警戒か
本日のポイント
  1. 米・10年債入札
  2. 英・GDP

先週末の米国通貨は、米・11月PPIの発表で下値が底堅く推移し、ユーロ米ドルは1.0587から1.0503まで約80pipsの下落となった。先週末9日に発表された米・11月生産者物価指数は、前年比で前回値の8.0%からは下回ったものの、市場予想の7.1%を上回り7.4%となったことで、明日発表予定の米・CPIが下がりにくくなるのではとの観測から、米ドルが高騰した。

欧州通貨は、本日GDPが発表予定のポンドが対円で強含んだ。ポンド円は166.258から168.056まで約1.7円上昇。今月高値を更新した。ポンド円は週足ベースで20MAに下値をサポートされる形での推移が継続しているため、週足20MAを下抜けるまでは、上目線を崩さずに価格を追っていきたいところだ。

本日は、アジア時間の15:00に日・工作機械受注と、欧州時間の16:00に英・GDP、英・鉱工業生産、英・商品貿易収支、トルコ・失業率、トルコ・経常収支、21:00に印・鉱工業生産、印・消費者物価指数、米国時間の25:30に米・3年債入札、27:00に米・10年債入札、28:00に米・財政収支、29:25に加・マックレムBOC総裁の発言がある予定だ。英国での相次ぐ指標発表によりポンドが大きく変化するのか、価格動向を慎重に見守りたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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