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小幅上昇している米ドルが続伸となるのか静観か

相場レポート

小幅上昇している米ドルが続伸となるのか静観か

小幅上昇している米ドルが続伸となるのか静観か
本日のポイント
  1. 英・ハリファックス住宅価格
  2. 米・MBA住宅ローン申請指数

前日の米国通貨は、ドルインデックスが105.5へと小幅に上昇し、ポンド米ドルは1.2226から1.2127まで約140pips下落した。本日のアジア時間では1.2139付近で推移しており、時間足200SMAに下値をサポートされて方向感を模索している。ただ、日足ベースでは10MAに下値を支えられての上昇トレンドが継続しており、200SMAを実体足で上抜けているため、上昇が継続するのか注目したい。

欧州通貨は、昨日発表された独・10月製造業新規受注が、前月比で市場予想の0.2%を上回り0.8%となったが、ユーロが対米ドルで下落した。ユーロ米ドルは1.0531から1.0458まで約70pips低下。日足ベースで200SMAを上抜けてからの反落状態となっている。ただ、週足で見るとRSIは70に到達しておらずリバーサルが継続しているため、反落後の上昇が見られるのか注視したい。

本日は、アジア時間の15:45にスイス・失業率と、欧州時間の16:00に英・ハリファックス住宅価格、独・鉱工業生産、16:45に仏・貿易収支、仏・経常収支、19:00に欧・第3四半期GDP(確報値)、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、米国時間の22:30に米・第3四半期非農業部門労働生産性、24:00に加・BOC政策金利と声明発表、24:30に米・週間原油在庫、29:00に米・消費者信用残高がある予定だ。小幅上昇している米ドルが続伸となるのか、慎重に静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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