対円で弱含んでいるユーロの方向性に警戒か

2022.12.08
- 加・コジツキBOC副総裁の発言
- ハンガリー・消費者物価指数
前日の米国通貨は、米ドルがユーロに対し弱含み、ユーロ米ドルは1.0442から1.0548まで上昇した。テクニカル的には、ユーロ米ドルは4時間足で上値を切り下げる一方、下値を切り上げる上昇ペナント状態に入っているため、時間調整後に上昇ペナントが上抜けるのか注目したいところだ。
欧州通貨は、昨日発表された欧・第3四半期GDP(確報値)が市場予想の0.2%から0.3%へ上昇し、前回値を上回ったにも関わらず、対円でユーロが下落した。ユーロ円は143.260まで下落後、本日のアジア時間で143.500付近で推移している。日足ベースではユーロ円は20MAをレジスタンスとしての下落基調が継続しているため、欧州時間にかけての下落に警戒したい。
本日の指標は、16:00にスウェーデン・住宅価格、17:00にハンガリー・消費者物価指数、ハンガリー・貿易収支、南ア・第4四半期消費者信頼感指数、18:00に南ア・経常収支、20:00に南ア・製造業生産高、加・景気先行指数、21:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、ブラジル・小売売上高、メキシコ・消費者物価指数、22:30に米・新規失業保険申請件数、スイス・メクラーSNB理事の発言、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、26:30に加・コジツキBOC副総裁の発言がある予定だ。対円で弱含んでいるユーロの方向性に警戒したい。
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