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対円で弱含んでいるユーロの方向性に警戒か

相場レポート

対円で弱含んでいるユーロの方向性に警戒か

対円で弱含んでいるユーロの方向性に警戒か
本日のポイント
  1. 加・コジツキBOC副総裁の発言
  2. ハンガリー・消費者物価指数

前日の米国通貨は、米ドルがユーロに対し弱含み、ユーロ米ドルは1.0442から1.0548まで上昇した。テクニカル的には、ユーロ米ドルは4時間足で上値を切り下げる一方、下値を切り上げる上昇ペナント状態に入っているため、時間調整後に上昇ペナントが上抜けるのか注目したいところだ。

欧州通貨は、昨日発表された欧・第3四半期GDP(確報値)が市場予想の0.2%から0.3%へ上昇し、前回値を上回ったにも関わらず、対円でユーロが下落した。ユーロ円は143.260まで下落後、本日のアジア時間で143.500付近で推移している。日足ベースではユーロ円は20MAをレジスタンスとしての下落基調が継続しているため、欧州時間にかけての下落に警戒したい。

本日の指標は、16:00にスウェーデン・住宅価格、17:00にハンガリー・消費者物価指数、ハンガリー・貿易収支、南ア・第4四半期消費者信頼感指数、18:00に南ア・経常収支、20:00に南ア・製造業生産高、加・景気先行指数、21:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、ブラジル・小売売上高、メキシコ・消費者物価指数、22:30に米・新規失業保険申請件数、スイス・メクラーSNB理事の発言、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、26:30に加・コジツキBOC副総裁の発言がある予定だ。対円で弱含んでいるユーロの方向性に警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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