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円売り傾向が著しいクロス円の方向性に警戒か

相場レポート

円売り傾向が著しいクロス円の方向性に警戒か

円売り傾向が著しいクロス円の方向性に警戒か
本日のポイント
  1. 加・貿易収支
  2. 加・Ivey購買部協会指数

前日の米国通貨は、昨日発表された米・11月ISM非製造業景況指数が、市場予想の53.4を上回り56.5となったことから、米ドルが最強通貨となった。ユーロ米ドルは1.0594から1.0481まで約110pips下落。直近5ヶ月での最高値を更新してからの下落となった。ユーロ米ドルは日足ベースで200SMAを実体足でしっかりと上抜けているため、しばらくの日柄調整下落に注目したい。

欧州通貨は、ユーロ円が対円で大きく上昇。141.430から143.606まで約2.1円上昇した。ユーロ円は時間足200SMAの真上でもみ合ったあと、反落することなく上抜け、143.919をタッチ。4時間足75MAまでの反発を見せた。ユーロ円は現在下落トレンドラインの下限から上限への上昇途中のため、トレンドライン上限の145円付近まで反発が継続するのか注視したいところだ。

本日は、欧州時間の16:00に独・製造業受注、18:00にノルウェー・地域ネットワーク調査、18:30に英・建設業PMI、南ア・第3四半期GDP、21:00にNZ・乳製品価格、メキシコ・総固定資産形成と、米国時間の22:30に米・貿易収支、加・貿易収支、24:00に加・Ivey購買部協会指数がある予定だ。円売り傾向が著しいクロス円の方向性に警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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