弱含んでいる日本円の動向に要警戒か

2022.12.05
- 米・ISM非製造業景況指数
- 加・住宅建設許可
先週末の米国通貨は、米雇用統計の結果が良好だったことから、ユーロ米ドルが下落した。ユーロ米ドルは1.0540から1.0427まで約110pips下落。しかしながら下落の勢いは継続せず、本日のアジア時間では雇用統計前の水準を上回る1.0584まで上昇。今年6月28日来の高値水準となっている。このまま上昇が見られるのか、注目したいところだ。
欧州通貨は、先週末金曜日に発表された欧・10月生産者物価指数(PPI)が前年比で市場予想を下回ったことから、ユーロが対円で下落。ユーロ円は140.763まで低下し、2ヶ月振りの低水準となった。日本円が強含んでいた背景もあるが、週明けは円が最弱通貨となったため、ユーロ円が反発。現在は142.389まで回復している。現在の位置は4時間足20MA直下となっているため、勢いをつけての反発が継続するのか注視したい。
本日は、欧州時間の16:00にトルコ・消費者物価指数、トルコ・生産者物価指数、17:50に仏・サービス業PMI、17:55に独・サービス業PMI、18:00に欧・サービス業PMI、18:30に英・サービス業PMI、19:00に欧・小売売上高と、米国時間の22:30に加・住宅建設許可、23:45に米・サービス業PMI、24:00に米・製造業受注指数、米・ISM非製造業景況指数がある予定だ。弱含んでいる日本円の動向に警戒したい。
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