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要人発言により弱含んでいる米ドルの方向性を静観か

相場レポート

要人発言により弱含んでいる米ドルの方向性を静観か

要人発言により弱含んでいる米ドルの方向性を静観か
本日のポイント
  1. 米・ISM製造業景況指数
  2. 米・バーFRB副理事の発言

前日の米国通貨は、ドルインデックスが105.5まで落ち込んだことから、米ドルが最弱通貨となった。ポンド米ドルは1.1900から1.2085まで上昇。本日のアジア時間でも継続して上伸している。ポンド米ドルは日足ベースで200SMA直下に位置しており、昨日の上昇で週足20MAより上位を維持している。ユーロ米ドル同様、ポンド米ドルも月足10MAまでの大きな上昇となり大陽線で11月を終えたため、月初めの値動きが継続した上昇となるのか注目したい。

欧州通貨は、強含んでいたオセアニア通貨に対しユーロが弱含み、ユーロ豪ドルは1.5488から1.5309まで下落した。テクニカル的には、ユーロ豪ドルは時間足200SMAに上値を抑えられる形で反落しており、下値を切り下げる形状となっているため、欧州時間にかけて下落が継続するのか注視したい。

本日の指標は、16:00に英・ネーションワイド住宅価格、独・小売売上高、トルコ・製造業PMI、16:30にスイス・消費者物価指数、17:30にスイス・製造業PMI、18:30に英・製造業PMI、21:30に米・チャレンジャー人員削減予定数、22:30に加・第3四半期労働生産性指数、米・新規失業保険申請件数、23:30に米・ボウマンFRB理事の発言、24:00に米・ISM製造業景況指数、29:00に米・バーFRB副理事の発言がある予定だ。要人発言により弱含んでいる米ドルの方向性を静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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