上値が抑えられているポンドの動向を注視か
2022.11.02
- 米・FOMC政策金利と声明発表
- 米・パウエルFRB議長の記者会見
前日の米国通貨は、米・10月製造業PMIとIMS製造業景況指数が相次いで市場予想を上回ったことから、米ドルが上昇した。ユーロ米ドルは0.9952から0.9851まで約100pips下落。4日続落となった。テクニカル的には、ユーロ米ドルは日足20MA直下に位置しており、日足20MAを下抜けると4時間足200SMAがサポートとなるため、4時間足200SMAラインの0.9827で反発が入るのか注目したい。
欧州通貨は、ユーロ同様、ポンドが米ドルに押される形となった。ポンド米ドルは1.1564から1.1439まで約130pips下落。下値を時間足200SMAにサポートされる形で下げ止まる展開となった。昨日発表された英・10月製造業PMIは市場予想の45.8を上回ったものの、米ドルの上昇に抗えない結果となった。ポンド米ドルは時間足で下降フラッグを形成しているため、週単位での1.135付近までの緩やかな下落に注意したい。
本日は、欧州時間の16:00に独・貿易収支、16:45に仏・財政収支、17:50に仏・製造業PMI、17:55に独・失業率、18:00に欧・製造業PMI、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:15に米・ADP雇用統計と、米国時間の23:30に米・週間原油在庫、27:00に米・FOMC政策金利と声明発表、独・ナーゲル独連銀総裁の発言、27:30に米・パウエルFRB議長の記者会見がある予定だ。上値が抑えられているポンドの動向を注視しつつ、通貨強弱を静観したい。
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