回復してきた円買い傾向が米国時間でも見られるのか注目か

2022.11.01
- 米・製造業PMI
- 米・ISM製造業景況指数
前日の米国通貨は、対円・対ユーロともに強含み、ユーロ米ドルが3日続落となった。ユーロ米ドルは0.9965から0.9873まで90pips強の下落となり、時間足で200SMAを下抜ける展開となった。本日のアジア時間では反発を試みるものの200SMAに上値を抑えられる形で再び下落基調へと回帰している。米国時間にかけてユーロの上値が重い展開が継続した場合、リテストラインである0.9834辺りまで下落が継続する可能性があるため、下値追いに警戒したい。
欧州通貨は、昨日発表された欧・10月消費者物価指数が前年比で10.7%となり、CPIのピークアウトが見られなかったことから、ユーロに売りが入った。ユーロ円は往って来い相場となり、146.617から147.745の間での乱高下を繰り返した。ユーロ円は同じ欧州通貨のポンド円に比べて上値が非常に重くなっているため、欧州時間での下落に注意したいところだ。
本日は、欧州時間の16:00に英・ネーションワイド住宅価格、トルコ・製造業PMI、独・輸入物価指数、17:20に豪・ロウRBA総裁の発言、17:30にスイス・製造業PMI、18:30に英・製造業PMと、米国時間の22:45に米・製造業PMI、23:00に米・ISM製造業景況指数、米・建設支出、米・JOLT労働調査、29:00にNZ・RBNZ金融安定報告書公表がある予定だ。回復してきた円買い傾向が米国時間でも見られるのか、注目したい。
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