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円が強含む中下値が堅いポンドの動向を注視か

相場レポート

円が強含む中下値が堅いポンドの動向を注視か

円が強含む中下値が堅いポンドの動向を注視か
本日のポイント
  1. 欧・ECB政策金利と声明発表
  2. 欧・ラガルドECB総裁の記者会見

前日の米国通貨は、ドルインデックスが節目の110を割り込み109.7まで下落したことから、最弱通貨となった。ポンド米ドルは1.1431から1.1638まで約200pips上昇。時間足10MAに沿っての上昇トレンドが発生した。4時間足ではすでに200SMAを上抜けており、日足ベースでは75MA直下に位置している。現在の水準である1.1607から調整下落を挟んで上昇するのか、注目したい。

欧州通貨は、円が強含む中、ポンドが対円で健闘した。ポンド円は169.292から170.597まで約120pips上昇。節目の170円台に乗せ今年高値を更新した。日足RSIも買われ過ぎ水準である70に到達しておらずバッファがあるため、欧州時間での指標発表により上伸となるのか注視したい。ただ、時間足では短期的にRSIがリバーサルとなっているため、調整下落に警戒したい。

本日は、アジア時間の15:00に独・GFK消費者信頼感調査と、欧州時間の16:00にトルコ・貿易収支、21:15に欧・ECB政策金利と声明発表、米国時間の21:30に米・新規失業保険申請件数、米・第3四半期GDP、米・個人消費、米・コアPCEデフレーター、米・耐久財受注、21:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:00に米・カンザスシティ連銀製造業活動指数、26:00に米・7年債入札がある予定だ。円が強含む中、下値が堅いポンドの動向を注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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