円が強含む中下値が堅いポンドの動向を注視か
2022.10.27
- 欧・ECB政策金利と声明発表
- 欧・ラガルドECB総裁の記者会見
前日の米国通貨は、ドルインデックスが節目の110を割り込み109.7まで下落したことから、最弱通貨となった。ポンド米ドルは1.1431から1.1638まで約200pips上昇。時間足10MAに沿っての上昇トレンドが発生した。4時間足ではすでに200SMAを上抜けており、日足ベースでは75MA直下に位置している。現在の水準である1.1607から調整下落を挟んで上昇するのか、注目したい。
欧州通貨は、円が強含む中、ポンドが対円で健闘した。ポンド円は169.292から170.597まで約120pips上昇。節目の170円台に乗せ今年高値を更新した。日足RSIも買われ過ぎ水準である70に到達しておらずバッファがあるため、欧州時間での指標発表により上伸となるのか注視したい。ただ、時間足では短期的にRSIがリバーサルとなっているため、調整下落に警戒したい。
本日は、アジア時間の15:00に独・GFK消費者信頼感調査と、欧州時間の16:00にトルコ・貿易収支、21:15に欧・ECB政策金利と声明発表、米国時間の21:30に米・新規失業保険申請件数、米・第3四半期GDP、米・個人消費、米・コアPCEデフレーター、米・耐久財受注、21:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:00に米・カンザスシティ連銀製造業活動指数、26:00に米・7年債入札がある予定だ。円が強含む中、下値が堅いポンドの動向を注視したい。
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