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明日のECBを控えたユーロの方向性に警戒か

相場レポート

明日のECBを控えたユーロの方向性に警戒か

明日のECBを控えたユーロの方向性に警戒か
本日のポイント
  1. 加・BOC政策金利と声明発表
  2. 米・週間原油在庫

前日の米国通貨は、インフレ圧力から次回FOMCでの大幅利上げ観測が後退し、弱含む展開となった。ユーロ米ドルは0.9848から0.9975まで約120pips上昇。今年2月7日から継続していた日足下落トレンドラインを、実体足で上抜ける形となった。ユーロ米ドルはこのまま上昇が見られた場合、日足直近高値の0.9999を上抜けることができるのかに注目したい。

欧州通貨は、昨日発表された独・10月Ifo景況感調査の結果が市場予想の83.6を上回り84.3となったことから、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円の上昇は一昨日の為替介入直後から継続しており、現在は147.662付近で推移している。明日のECBでは0.75%の利上げが予想されているため、ユーロが上伸となるのか注視したい。

本日の指標は、15:45に仏・消費者信頼感指数、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に米・卸売在庫(速報値)、23:00に加・BOC政策金利と声明発表、米・新築住宅販売件数、23:30に米・週間原油在庫、24:00に加・マックウレムBOC総裁の記者会見、26:00に米・5年債入札がある予定だ。明日のECBを控え上伸となるのか、ユーロの方向性に警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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