英・ブロードベントBOE副総裁の発言に注目か

2022.10.20
- 英・ブロードベントBOE副総裁の発言
- 独・生産者物価指数
前日の米国通貨は、下落していたドルインデックスが113まで回復したことから、米ドルが最強通貨となった。上昇していたユーロ米ドルは0.9871から0.9756まで下落。一昨日に上げた値幅からほぼ同値の約100pipsの下落となった。ただ、日足では下値を切り上げている状況が継続しているため、下落トレンド途中のペナント形成に入っている。日柄調整後に再びダウントレンドに入るのか、慎重に静観したい。
欧州通貨は、下落しているポンドが対欧州でも弱含む展開となった。ポンド豪ドルは1.7975から1.7851まで小幅に下落。一時的に4時間足20MAを下抜ける形となった。しかしながら本日のアジア時間では、ポンドが持ち直し反発している。現在のポンド豪ドルは1.7968付近で推移しており、上値を試す展開が見られるため、欧州時間での英・要人発言に注意しつつ方向性を見守りたい。
本日は、15:00に独・生産者物価指数、スイス・貿易収支、17:30に英・ブロードベントBOE副総裁の発言、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、21:30に加・住宅価格指数、米・新規失業保険申請件数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、23:00に米・中古住宅販売件数、米・景気先行指数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、25:00に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、25:30に米・クックFRB理事の発言、26:30に米・ジェファーソンFRB理事の発言、27:05に米・ボウマンFRB理事の発言がある予定だ。英・要人発言によるポンドの価格変動に注目したい。
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