来月初旬のFOMCに向けて米ドルが勢力を維持するのか注視か
2022.10.17
- バンク・オブ・アメリカ決算
- 米・NY連銀製造業景気指数
先週末の米国通貨は、米・10月ミシガン大消費者信頼感指数が、市場予想の58.9から上振れ59.8となったことで、米国時間で最強通貨となった。米ドル円は146.839から148.859まで2円弱上昇。32年振りの水準に達する形で終了した。本日のアジア時間でも米ドル円は上昇を試みており、下値が重くなっている。現在の米ドル円は148.610付近で推移しており、時間足10MAに下値をサポートされている。米国時間にかけて上昇が見られるのか、慎重に見極めたい。
欧州通貨は、上昇を見せる米ドルに対しユーロが対抗を見せ、ユーロ米ドルは0.9707-0.9808の100pips間でレンジ推移となった。週明けのアジア時間も目立った値動きはなく、15pipsでの値幅で動いている。ユーロ米ドルは2週間前の上昇からフィボナッチ・リトレースメントの61.8%ラインで硬直しているため、レンジ相場がしばらく継続されるのか注視したいところだ。
本日は、アジア時間の15:00にノルウェー・貿易収支と、欧州時間の17:00にトルコ・財政収支、米国時間の21:00にブラジル・IBC-BR経済活動指数、21:00にフィリピン・消費者物価指数、21:30に米・NY連銀製造業景気指数、24:30に米・3ヶ月と6ヶ月債入札、28:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、29:00に加・ロジャーズ上級副総裁の発言がある予定だ。先週末の米・CPI発表を消化し、来月初旬のFOMCに向けて米ドルが勢力を維持するのか、慎重に注視したい。
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