loading
search

拮抗しているユーロ米ドルの値動きに変化が生じるのか要注目か

相場レポート

拮抗しているユーロ米ドルの値動きに変化が生じるのか要注目か

拮抗しているユーロ米ドルの値動きに変化が生じるのか要注目か
本日のポイント
  1. 米・30年債入札
  2. 米・消費者物価指数

前日の米国通貨は、弱含んだ日本円に対し上昇する形となった。米ドル円は145.809から146.967まで約1円上昇。先月の為替介入前につけた高値水準を上回り、24年振りの高値更新となった。米ドル円は147円台に差しかかる水準まで上昇しているが、値動き自体は急激ではなく緩やかとなっているため、本日の米・CPI発表により米ドルが一段高となるのか、注目したい。

欧州通貨は、ユーロが対米ドルで拮抗状態となった。ユーロ米ドルは0.9667から0.9732の間で60pips強のレンジ推移となり、上下どちらにも走らないボックス相場となった。本日のアジア時間でも明確な方向性は示しておらず、4時間足でのフィボナッチ・リトレースメント61.8%ラインでトレンド発生のきっかけを探している状況だ。日足ではRSIがリバーサルとなっているため、米国時間にかけて上昇となるのか注目したい。

本日は、アジア時間の15:00に独・消費者物価指数、15:30にスイス・生産者輸入価格と、欧州時間の20:00に英・マンMPC委員の発言、21:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、米国時間の21:30に米・新規失業保険申請件数、米・消費者物価指数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:00に米・週間原油在庫、26:00に米・30年債入札がある予定だ。拮抗しているユーロ米ドルの値動きに変化が生じるのか注目したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

過去の相場レポート

  1. 2024.11.25New

    昨年安値を下抜けたユーロ米ドルの回復性に注目か

  2. 2024.11.22New

    下落したフラン円の下値余地に要警戒か

  3. 2024.11.21New

    安値更新を再びトライしているユーロ米ドルの下値余地に警戒か

  4. 2024.11.20New

    地政学リスクによる通貨強弱性の変化に要注意か

  5. 2024.11.19New

    加・住宅着工件数増加にて上昇した加ドルの上伸性に注目か

  6. 2024.11.18

    下落しているスイスフランの回復性に注目か

  7. 2024.11.15

    パウエルFRB議長の発言にて上昇した米ドルの方向性を静観か

  8. 2024.11.14

    今年安値を更新し昨年安値に迫っているユーロ米ドルの下値余地に注意か

  9. 2024.11.13

    対円で上昇したユーロの上値余地を注視か

  10. 2024.11.12

    上値が重くなったスイスフランの回復性に注目か