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乱高下が著しいポンドの動向に要警戒か

相場レポート

乱高下が著しいポンドの動向に要警戒か

乱高下が著しいポンドの動向に要警戒か
本日のポイント
  1. 米・MBA住宅ローン申請指数
  2. 英・ピルMPC理事の発言

前日の米国通貨は、米債利回りが軒並み高騰したことから米ドルが堅調に推移した。米ドル円は146.388まで上昇。24年振りの高値更新となった。ただ、本日の記者会見にて鈴木財務相が「急激な価格変動は望ましくない。介入はこの水準に達したら行うというものではない」と発言。価格の高低よりもボラティリティの急激な変動を嫌う内容が確認された。

欧州通貨は、資産買い入れを当初の予定通り今週14日に終了すると発言したベイリーBOE総裁だったが、本日に入り「資産購入の期限を延長する」としたため、ポンドが大きく乱高下した。ポンド円は162.637から159.718まで約3円下落。2枚舌の発言に一喜一憂する価格変動となった。

本日は、15:00に英・GDP、英・鉱工業生産、17:00に英・ハスケルMPC委員の発言、18:00に欧・鉱工業生産、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、20:35に英・ピルMPC理事の発言、21:30に米・生産者物価指数、22:30に欧・ラガルドECB総裁の発言、23:00に米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言、26:00に英・マンMPC委員の発言、米・10年債入札、26:45に米・バーFRB副議長の発言、27:00に米・FOMC議事録公表がある予定だ。乱高下が著しいポンドの動向に警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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