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FOMCウィークの米ドルの値動きに要注目か

相場レポート

FOMCウィークの米ドルの値動きに要注目か

FOMCウィークの米ドルの値動きに要注目か
本日のポイント
  1. 加・鉱工業生産
  2. 米・NAHB住宅市場指数

先週末の米国通貨は、ドルインデックスが109.8付近で小幅下落となったことから米ドルが後退した。ユーロ米ドルは0.9944から1.0035まで90pipsの上昇を見せ、4時間足20MA直下での値動きとなっている。ユーロ米ドルは日足以上の長期足では下落トレンドを脱却できておらず、反転シグナルも点灯していない状況だ。今週発表のFOMCにて方向性が変わるのか、注目したい。

欧州通貨は、強含んでいたオセアニア通貨に押される形でポンドが下落した。ポンド豪ドルは1.7135から1.6975まで約160pips下落。上抜けていた日足20MAを再び下抜ける値動きとなった。ポンド豪ドルは先週末の下落により週足が上ヒゲ陰線となったため、週末に向けての下伸が生じるのか注視したい。

本日は、欧州時間は目立った重要指標発表は予定されておらず、米国時間に入った21:30に加・鉱工業製品価格、加・原料価格指数、23:00に米・NAHB住宅市場指数がある予定だ。今週は20日に日・加のCPI発表、21日に米・FOMC政策金利発表、22日に英・日・スイスの政策金利発表を控えており、重要イベントが重なる1週間となっている。FOMC前に米ドルがどう動くのか、方向性を慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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