米・雇用統計週のはじめの値動きを注視か
2022.08.29
- 米・ブレイナードFRB副議長の発言
- 米・ダラス連銀製造業景況指数
先週末の米国通貨は、パウエルFRB議長のタカ派発言により米ドルが強含み、ポンド米ドルは1.1899から1.1733まで約160pips下落した。ポンド米ドルは本日のアジア時間でも継続して下伸しており、現在は1.1650となり今年安値を更新している。ポンドが弱くなっていることもあり、下落幅が大きくなっている。ポンド米ドルはサポートがない真空地帯に突入しているため、次のサポートラインである1.1433までは下値追いを警戒したい。
欧州通貨は、先週末に発表された仏・8月消費者信頼感指数が80から82へ改善し、ユーロ円は136.014から137.967まで2円弱上昇した。パウエルFRB議長の発言により一時的に反落したものの、本日のアジア時間で持ち直しており、現在は137.283付近で推移している。このまま4時間足200SMAを上抜け上昇するのか、しっかりと注視したい。
本日は、16:00にトルコ・貿易収支と経済信頼感、23:30に米・ダラス連銀製造業景況指数、24:30に米・3ヶ月債入札、27:15に米・ブレイナードFRB副議長の発言がある予定だ。今週は31日(水)の米・ADP雇用統計、1日(木)の米・ISM製造業景況指数、2日(金)の米・雇用統計を控え、米ドルへの注目度が高まる可能性がある。週末に向けての米ドルの値動きを慎重に判断したい。
過去の相場レポート
2025.11.11
対円で上昇した加ドルの上値余地に警戒か
2025.11.10
対米ドルで上昇したスイスフランの上値余地を静観か
2025.11.07
対円で下落した加ドルが雇用統計にて反発するのか注視か
2025.11.06
対ポンドで下落したユーロの回復余地を静観か
2025.11.05
対米ドルで下落したポンドの下値余地を注視か
2025.11.04
最弱となったスイスフランが下値を掘り下げるのか値動きに注目か
2025.11.03
対円で往って来いとなったポンドの方向性に注意か
2025.10.31
対円で上昇したポンドが欧州時間でも上値を更新していくのか注目か
2025.10.30
対円で下落したスイスフランの下値余地に注目か
2025.10.29
対円で下落したユーロが反発を見せるのか欧州時間での値動きを注視か
