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米・雇用統計週のはじめの値動きを注視か

相場レポート

米・雇用統計週のはじめの値動きを注視か

米・雇用統計週のはじめの値動きを注視か
本日のポイント
  1. 米・ブレイナードFRB副議長の発言
  2. 米・ダラス連銀製造業景況指数

先週末の米国通貨は、パウエルFRB議長のタカ派発言により米ドルが強含み、ポンド米ドルは1.1899から1.1733まで約160pips下落した。ポンド米ドルは本日のアジア時間でも継続して下伸しており、現在は1.1650となり今年安値を更新している。ポンドが弱くなっていることもあり、下落幅が大きくなっている。ポンド米ドルはサポートがない真空地帯に突入しているため、次のサポートラインである1.1433までは下値追いを警戒したい。

欧州通貨は、先週末に発表された仏・8月消費者信頼感指数が80から82へ改善し、ユーロ円は136.014から137.967まで2円弱上昇した。パウエルFRB議長の発言により一時的に反落したものの、本日のアジア時間で持ち直しており、現在は137.283付近で推移している。このまま4時間足200SMAを上抜け上昇するのか、しっかりと注視したい。

本日は、16:00にトルコ・貿易収支と経済信頼感、23:30に米・ダラス連銀製造業景況指数、24:30に米・3ヶ月債入札、27:15に米・ブレイナードFRB副議長の発言がある予定だ。今週は31日(水)の米・ADP雇用統計、1日(木)の米・ISM製造業景況指数、2日(金)の米・雇用統計を控え、米ドルへの注目度が高まる可能性がある。週末に向けての米ドルの値動きを慎重に判断したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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