ジャクソンホール会議中のボラティリティに警戒か

2022.08.26
- 米・PCEデフレーター
- 米・パウエルFRB議長の発言
前日の米国通貨は米債利回りが小幅に下落する中、欧州通貨と拮抗し、ポンド米ドルが1.1784-1.1862でのレンジ推移となった。テクニカル的には、ポンド米ドルは4時間足で下値を徐々に切り上げているため、欧州時間にかけて直近高値の1.1877を実体足で上抜け上昇していくのか、慎重に見極めたい。
欧州通貨は、昨日のECB理事会議事要旨公表により、一時的に強含んだものの、対ポンドで下落となり、ユーロポンドは0.8461から0.84823まで約40pips値を下げた。ユーロポンドは値幅自体が非常に小さくなっており、高安値の更新に法則性がないボックス相場となっているため、明確な流れを確認したのち、方向性を判断したいところだ。
本日は、アジア時間の15:00に独・GFK消費者信頼感調査、15:45に仏・消費者信頼感指数と、米国時間の21:30に米・個人所得、米・個人支出、米・PCEデフレーター、米・PCEコアデフレーター、米・卸売在庫、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数(確報値)、米・パウエルFRB議長の発言がある予定だ。夏枯れ相場となっている市場が、米国時間での要人発言により変化するのか、慎重に静観したい。
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