loading
search

原油下落中のオセアニア通貨の上昇に要警戒か

相場レポート

原油下落中のオセアニア通貨の上昇に要警戒か

原油下落中のオセアニア通貨の上昇に要警戒か
本日のポイント
  1. 米・シカゴ連銀全米活動指数
  2. 注目度の高い指標発表は予定されていない

先週末の米国通貨は、ドルインデックスの高水準での推移があり、強い状態が継続した。ユーロ米ドルは1.0094から1.0033まで約60pips下落。本日のアジア時間では安値を更新し、1.0023まで下落した。このまま下落が継続し0.9952の今年安値を更新するのか、欧州時間にかけての値動きを慎重に観察したい。

欧州通貨は、ポンドの弱さが目立っており、ポンド豪ドルは1.7289から1.7143まで約140pips下落した。原油の下落と対称的に、オセアニア通貨が強含んでいることもあり、下落に拍車がかかった。なお本日のアジア時間でも下伸しており、現在のポンド豪ドルは1.7150付近となっている。下伸した場合、まずは4時間足直近安値の1.7115をターゲットに設定したい。

本日の指標は、21:30に米・シカゴ連銀全米活動指数が予定されている以外、重要な指標発表や要人発言は予定されていない。今週は主要国の政策金利発表は控えておらず、週末に米国でのジャクソンホール会議を控えているくらいだ。パウエルFRB議長の講演日は26日(金)の23:00となっているが、金曜日の講演でQTについてどのようなスタンスが披露されるのか、見守っていきたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

過去の相場レポート

  1. 2025.05.13New

    続落したユーロポンドの反発余地を静観か

  2. 2025.05.12New

    対米ドルで反発上昇したポンドの上値余地を静観か

  3. 2025.05.09New

    上昇したユーロ円の上値余地を注視か

  4. 2025.05.08New

    対オセアニアで反発したユーロが上伸するのか方向性に注目か

  5. 2025.05.07New

    最弱となったスイスフランの回復余地を注視か

  6. 2025.05.06

    弱含んだ米ドルの下値余地に要警戒か

  7. 2025.05.05

    日本市場休場下での通貨強弱に要注意か

  8. 2025.05.02

    最強通貨となった米ドルの上値余地に注目か

  9. 2025.05.01

    対米ドルで続落したユーロの回復余地に注目か

  10. 2025.04.30

    行って来いとなった米ドル円の方向性が明確となるのか注目か