原油下落中のオセアニア通貨の上昇に要警戒か

2022.08.22
- 米・シカゴ連銀全米活動指数
- 注目度の高い指標発表は予定されていない
先週末の米国通貨は、ドルインデックスの高水準での推移があり、強い状態が継続した。ユーロ米ドルは1.0094から1.0033まで約60pips下落。本日のアジア時間では安値を更新し、1.0023まで下落した。このまま下落が継続し0.9952の今年安値を更新するのか、欧州時間にかけての値動きを慎重に観察したい。
欧州通貨は、ポンドの弱さが目立っており、ポンド豪ドルは1.7289から1.7143まで約140pips下落した。原油の下落と対称的に、オセアニア通貨が強含んでいることもあり、下落に拍車がかかった。なお本日のアジア時間でも下伸しており、現在のポンド豪ドルは1.7150付近となっている。下伸した場合、まずは4時間足直近安値の1.7115をターゲットに設定したい。
本日の指標は、21:30に米・シカゴ連銀全米活動指数が予定されている以外、重要な指標発表や要人発言は予定されていない。今週は主要国の政策金利発表は控えておらず、週末に米国でのジャクソンホール会議を控えているくらいだ。パウエルFRB議長の講演日は26日(金)の23:00となっているが、金曜日の講演でQTについてどのようなスタンスが披露されるのか、見守っていきたい。
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