欧州時間での指標発表による価格変動に警戒か

2022.08.17
- 米・ボウマンFRB理事の発言
- 米・企業在庫
前日の米国通貨は、ドルインデックスが106.4と横ばいながらも対円で上昇し、米ドル円は132.948から134.681まで170pipsの上昇となった。昨日発表された米・7月鉱工業生産は設備稼働率が前回の80.0から80.3へと小幅改善した。米ドル円は4時間足で下値を切り上げつつもレンジ推移となっているため、米国時間にかけての指標発表による値動きに警戒したい。
欧州通貨は、ユーロが対ポンドで下落となり、ユーロポンドは0.8439から0.8404まで小幅に下落した。昨日発表された独・8月ZEW景況感調査は、前回値のマイナス53.8からマイナス55.3へと悪化したこともユーロ売りの要因となった。ユーロポンドは日足ベースで下落基調のため、ユーロが弱含み下伸となるのか、注視したい。
本日は、アジア時間の15:00に英・消費者物価指数、英・小売物価指数、英・生産者物価指数と、欧州時間の18:00に欧・第2四半期GDP、20:00に南ア・小売売上高、米・MBA住宅ローン申請指数、米国時間の21:30に米・小売売上高、22:30に米・ボウマンFRB理事の発言、23:00に米・企業在庫、23:30に米・週間原油在庫、26:00に米・20年債入札、27:00に米・FOMC議事録公表がある予定だ。指標発表による突発的な値動きに警戒しつつ、通貨強弱を静観したい。
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