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米・7月消費者物価指数発表明けの米ドルの値動きに注目か

相場レポート

米・7月消費者物価指数発表明けの米ドルの値動きに注目か

米・7月消費者物価指数発表明けの米ドルの値動きに注目か
本日のポイント
  1. 米・30年債入札
  2. 米・生産者物価指数

前日の米国通貨は、米・消費者物価指数が前年比で市場予想の8.7%を下回り8.5%となったことから急落。ユーロ米ドルは1.0201から1.0368まで160pipsの上昇となった。ユーロ米ドルは日足ベースでのレンジ帯を上抜け、ネックラインの1.0368にタッチしたと同時に反落をした。週足ではRSIが上昇基調に入りかけているため、週末にかけての値動きを注視したい。

欧州通貨は、米ドルにつられてユーロの上値が重くなり、クロス円ではユーロ円の下落が目立った。ユーロ円は138.396から136.592まで約180pips下落。本日のアジア時間でも上昇を試みる米ドル円と対照的に、下値付近の136.976で停滞している。昨日の下落から回復せずに下値圏での停滞となるのか、欧州時間にかけての値動きに注目したい。

本日は、アジア時間の15:30にノルウェー・消費者信頼感指数と、欧州時間の16:00にトルコ・経常収支、米国時間の21:30に米・新規失業保険申請件数、米・生産者物価指数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、26:00に米・30年債入札、翌7:30にNZ・製造業PMIがある予定だ。米・7月CPIが発表され、株価上昇と対照的に下落した米ドルの方向性を、慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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