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米・7月CPI発表によるボラティリティ変動に警戒か

相場レポート

米・7月CPI発表によるボラティリティ変動に警戒か

米・7月CPI発表によるボラティリティ変動に警戒か
本日のポイント
  1. 米・消費者物価指数(CPI)
  2. 米・財政収支

前日の米国通貨は、対ポンドで若干の上昇となり、ポンド米ドルは1.2130から1.2061まで下落した。昨日発表された米・7月中小企業楽観指数は89.9となり、前月から0.4ポイント上昇。平均値の98には届かなかったが、米ドルへの影響は限定的だった。テクニカル的には、ポンド米ドルは日足75MAを境に反落する下落トレンドが継続しており、直近安値の1.2003まで余力があるため、下伸に警戒したい。

欧州通貨は、対米ドルでわずかに強含み、ユーロ米ドルは1.0188から1.0247まで60pips弱の上昇となった。本日のアジア時間でも小幅上昇が見られており、現在は1.0215付近で上昇を試みている。ユーロ米ドルは7月19日からのレンジ相場が継続しているため、本日の米・CPI発表によりどちらかにブレイクする可能性が高い。指標発表後の値動きに十分注意したい。

本日は、アジア時間の15:00に独・消費者物価指数と、欧州時間の16:00にトルコ・失業率、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、米国時間の21:30に米・消費者物価指数、23:00に米・卸売在庫、23:30に米・週間原油在庫、24:00に米・エバンス:シカゴ連銀総裁の発言、26:00に米・10年債入札、27:00に米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言、米・財政収支がある予定だ。欧州時間から米国時間にかけての大きな価格変動に、十分警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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