loading
search

欧・ラガルドECB総裁の利上げ言及に要注目か

相場レポート

欧・ラガルドECB総裁の利上げ言及に要注目か

欧・ラガルドECB総裁の利上げ言及に要注目か
本日のポイント
  1. 欧・ラガルドECB総裁の発言
  2. 米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言

前日の米国通貨は、対ユーロで強含む展開となり、ユーロ米ドルは1.078から1.067まで100pipsの下落となった。ただ、テクニカル的には4時間足200EMAに下値を支えられる形となっているため、このまま下落が継続するのか、まずは直近安値の1.064を下回るのかに注目したい。

欧州通貨は、昨日発表された欧・5月消費者物価指数が市場予想の7.7%に対し8.1%となり過去最高となったが、対米ドルで下落となった。ポンド米ドルは1.265から1.255まで90pipsの下落となり、本日のアジア時間でも下値を試す値動きとなっている。ポンド米ドルは日足20MAラインの1.253付近で下げ止まるのか、注視したい。

本日は、欧州時間の16:00に英・ネーションワイド住宅価格、独・小売売上高、16:30にスイス・製造業PMI、17:30に英・製造業PMIと、米国時間の20:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、米・MBA住宅ローン申請指数、23:00に加・BOC政策金利と声明発表、米・ISM製造業景況指数、24:30に米・ウィリアムズNY連銀総裁の発言、26:00に米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言、28:00に米・地区連銀経済報告(ベージュブック)が控えている。対米ドルで弱含んでいる欧州通貨が本日の欧人発言によりどう変化するのか、ラガルドECB総裁の発言内容に十分注意したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

過去の相場レポート

  1. 2024.11.26New

    上昇したフラン円の上値余地に注目か

  2. 2024.11.25New

    昨年安値を下抜けたユーロ米ドルの回復性に注目か

  3. 2024.11.22New

    下落したフラン円の下値余地に要警戒か

  4. 2024.11.21New

    安値更新を再びトライしているユーロ米ドルの下値余地に警戒か

  5. 2024.11.20New

    地政学リスクによる通貨強弱性の変化に要注意か

  6. 2024.11.19

    加・住宅着工件数増加にて上昇した加ドルの上伸性に注目か

  7. 2024.11.18

    下落しているスイスフランの回復性に注目か

  8. 2024.11.15

    パウエルFRB議長の発言にて上昇した米ドルの方向性を静観か

  9. 2024.11.14

    今年安値を更新し昨年安値に迫っているユーロ米ドルの下値余地に注意か

  10. 2024.11.13

    対円で上昇したユーロの上値余地を注視か