欧・ラガルドECB総裁の利上げ言及に要注目か

2022.06.01
- 欧・ラガルドECB総裁の発言
- 米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言
前日の米国通貨は、対ユーロで強含む展開となり、ユーロ米ドルは1.078から1.067まで100pipsの下落となった。ただ、テクニカル的には4時間足200EMAに下値を支えられる形となっているため、このまま下落が継続するのか、まずは直近安値の1.064を下回るのかに注目したい。
欧州通貨は、昨日発表された欧・5月消費者物価指数が市場予想の7.7%に対し8.1%となり過去最高となったが、対米ドルで下落となった。ポンド米ドルは1.265から1.255まで90pipsの下落となり、本日のアジア時間でも下値を試す値動きとなっている。ポンド米ドルは日足20MAラインの1.253付近で下げ止まるのか、注視したい。
本日は、欧州時間の16:00に英・ネーションワイド住宅価格、独・小売売上高、16:30にスイス・製造業PMI、17:30に英・製造業PMIと、米国時間の20:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、米・MBA住宅ローン申請指数、23:00に加・BOC政策金利と声明発表、米・ISM製造業景況指数、24:30に米・ウィリアムズNY連銀総裁の発言、26:00に米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言、28:00に米・地区連銀経済報告(ベージュブック)が控えている。対米ドルで弱含んでいる欧州通貨が本日の欧人発言によりどう変化するのか、ラガルドECB総裁の発言内容に十分注意したい。
過去の相場レポート
2025.09.29
米ドルに対し反発が見られたポンドの回復余地に注目か
2025.09.26
上昇したユーロポンドの上値余地を静観か
2025.09.25
対円で上昇した加ドルの上値余地に注意か
2025.09.24
反発上昇が見られたポンドの上伸性を注視か
2025.09.23
対円で回復したスイスフランが最高値を更新するのか値動きに警戒か
2025.09.22
史上最高値更新から一転、反落したフラン円の反発力に注目か
2025.09.19
史上最高値を更新しているスイスフランの上値余地に警戒か
2025.09.18
FOMC明けの米ドルとともに強含んだポンドの上伸性に注目か
2025.09.17
上昇しているユーロ米ドルが政策金利発表により変化するのか注視か
2025.09.16
対米ドルで強含んだユーロの上値余地を静観か