英・ピルMPC委員の発言内容に注意か

2022.05.20
- 独・生産者物価指数
- 英・ピルMPC委員の発言
前日の米国通貨は最弱となり、対円・対欧州ともに下落した。米ドルは上値が重い状態が続いているポンドに対しても弱含み、ポンド米ドルは1.233から1.252まで約200pipsの上昇となった。特に米国時間での上昇が著しく、小売り大手の低調な決算発表の影響もあり、米ドルの上値の重さが顕著となった。
欧州通貨は、ユーロとポンドが拮抗しており、直近で上昇していたユーロポンドは、0.844-0.849でのレンジ推移となった。ただ、ユーロポンドは4時間足で20MAの上に位置し下値を固めているため、今後上昇が継続となるのか、ポンドの上値余地を確認しつつ、本日欧州時間での指標発表に注意しながら方向感に注目したい。
本日は、欧州時間の15:00に英・小売売上高、独・生産者物価指数、15:30にスイス・第1四半期鉱工業生産、16:00にトルコ・消費者信頼感指数、16:30に英・ピルMPC委員の発言が予定されている他は、米国時間での大きな指標発表や要人発言は予定されていない。上値が重くなっているポンドが、本日の指標発表により変化するのか、慎重に判断したい。
過去の相場レポート
2025.08.12
拮抗しているポンド米ドルの方向性が明確となるのか値動きに注目か
2025.08.11
日本円に次いで弱含んだスイスフランの回復余地を静観か
2025.08.08
下落した加ドル円が回復を見せるのか米国時間での値動きに注目か
2025.08.07
BOE政策金利発表でのポンドのボラティリティに要注意か
2025.08.06
最弱から一転、回復したポンド円の上値余地を注視か
2025.08.05
上値が限定されたユーロの続落性に要警戒か
2025.08.04
日本円についで強含んだユーロの上伸性を注視か
2025.08.01
月末に急回復したスイスフランの上値余地を注視か
2025.07.31
続落しているユーロの回復余地に注目か
2025.07.30
続落しているフラン円の下伸性に要注意か