弱含んでいる欧州通貨の下値余地に警戒か

2022.05.23
- 米・シカゴ連銀全米活動指数
- 独・IFO景況指数
先週末の米国通貨は、対ユーロで強含み、ユーロ米ドルは1.059から1.053まで約60pipsの下落となった。ただ、本日のアジア時間で反発上昇となっており、4時間足では20MAに下値を支えられる形で反発上昇となっているため、上昇が継続し今月高値である1.064を更新するのか慎重に注視したい。また、米ドルは対ポンドでも同様の値動きとなっているため、米ドルの上昇余地に注目したい。
欧州通貨は、ユーロが対オセアニアで拮抗しており、ユーロ豪ドルは1.508から1.491まで約170pipsの下落となった。テクニカル的には、ユーロ豪ドルは日足20MAのちょうど真上に位置しており、直近安値である1.488を下抜けるのかが、下降トレンド入りの判断ポイントとなるだろう。
本日は、欧州時間の16:00にトルコ・景気動向調査と設備稼働率、17:00に独・IFO景況指数、20:30にトルコ・住宅価格指数と、米国時間の21:30に米・シカゴ連銀全米活動指数、23:15に英・ベイリーBOE総裁の発言、独・ナーゲル独連銀総裁の発言、25:00に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言が予定されている。弱含んでいる欧州通貨の下値余地を警戒したい。
過去の相場レポート
2025.05.13
続落したユーロポンドの反発余地を静観か
2025.05.12
対米ドルで反発上昇したポンドの上値余地を静観か
2025.05.09
上昇したユーロ円の上値余地を注視か
2025.05.08
対オセアニアで反発したユーロが上伸するのか方向性に注目か
2025.05.07
最弱となったスイスフランの回復余地を注視か
2025.05.06
弱含んだ米ドルの下値余地に要警戒か
2025.05.05
日本市場休場下での通貨強弱に要注意か
2025.05.02
最強通貨となった米ドルの上値余地に注目か
2025.05.01
対米ドルで続落したユーロの回復余地に注目か
2025.04.30
行って来いとなった米ドル円の方向性が明確となるのか注目か