下落が止まらない円の動向に要注意か

2022.05.13
- 仏・消費者物価指数
- 米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言
前日の米国通貨は、対円以外で堅調に推移し、ユーロ米ドルは1.052から1.035まで170pipsほど下落した。テクニカル的には、ユーロ米ドルは4時間足20MAをレジスタンスとして下落を開始し、今年安値を更新していることに加え、2016年12月の安値水準であるポイントまで下伸している。一旦は反発が入るものの、再び下落基調となるのか警戒したい。
欧州通貨は対円でユーロが下落し、ユーロ円は136.74から132.65まで400pips以上の下落となった。長期的に継続していた円安基調が、一旦の終止符を打ったようなチャート形状となっている。ユーロ円は、日足200SMAラインである131.00付近まで下伸するのか注視したい。
本日は、欧州時間の15:45に仏・消費者物価指数、16:00にトルコ・鉱工業生産、18:00に欧・鉱工業生産と、米国時間の21:30に米・輸入物価指数、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)、24:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言、25:00に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言が控えている。週末にかけての通貨強弱がどう変化するのか慎重に静観したい。
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