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CPIのピークアウトで米ドルの上値は重くなるか

相場レポート

CPIのピークアウトで米ドルの上値は重くなるか

CPIのピークアウトで米ドルの上値は重くなるか
本日のポイント
  1. 英・第1四半期GDP(速報値)
  2. 米・新規失業保険申請件数

前日の米国通貨は、昨日の米・消費者物価指数が8.3%と高水準だったことから引き締め観測が懸念され、瞬間的に上昇となった。しかしながら米ドルの上昇は続かず、ユーロ米ドルは1.050から1.057に反発した。ユーロ米ドルは4時間足20MAを挟んでの上下動を先月後半から繰り返しているため、しばらくレンジ推移が継続するのか、ブレイクするのか慎重に静観したい。

欧州通貨は、弱含んでいたオセアニア通貨に対してもポンドが下落し、ポンドの全面安となった。ポンド豪ドルは1.775から1.756まで約200pips下落。下落後は4時間足200EMA付近で方向感を探る値動きとなっている。欧州時間にかけて動きが出るのか、弱含んでいる豪ドルとポンドの強弱性に注意したい。

本日は、欧州時間の15:00に英・第1四半期GDP(速報値)、英・鉱工業生産、英・貿易収支、15:30にスイス・生産者輸入価格と、米国時間の21:30に米・新規失業保険申請件数、米・生産者物価指数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:35に加・グラベルBOC副総裁の発言、26:00に米・30年債入札、29:00に米・デイリーサンフランシスコ連銀総裁の発言が予定控えている。CPIのピークアウトにより上値が重たくなってきた米ドルの動向に警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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