反発しているユーロの上昇余地に要注意か
2022.05.09
- 仏・貿易収支
- 加・住宅建設許可
先週末の米国通貨は、雇用統計の非農業部門雇用者数が前回値を下回り42.8万人となったため、米ドルが対欧州で暗転した。ユーロ米ドルは1.048から1.059まで反発。しかしながら反発は継続せず、本日のアジア時間で1.050まで反落している。テクニカル面では、ユーロ米ドルは直近1ヶ月でのサポートラインである1.047を4時間足で3度以上試しているため、下落した場合の下抜けに警戒したい。
欧州通貨は、ユーロが対米ドル・対ポンドともに上昇となり、ユーロポンドが0.850から0.859まで90pips以上の上昇となった。ユーロポンドは本日のアジア時間でも上昇を継続させ、現在は0.856付近での推移となっている。なお先週末にECB理事メンバーのホルツマン・オーストリア中銀総裁が「今年最大3回の利上げを実施すべき」と発言したため、ユーロの上昇に注目したい。
本日は、欧州時間の15:45に仏・貿易収支と経常収支と、米国時間に入った21:30に加・住宅建設許可、22:00に英・サンダースMPC委員の発言、23:00に米・卸売在庫(確報値)が控えている。重要イベントを消化したあとのユーロの値動きがどうなるのか慎重に注視したい。
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