ゆるやかに上昇しているクロス円の動向に注意か

2022.01.27
- 米・個人消費
- 米・新規失業保険申請件数
昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が引けにかけ下落し、株安・金利高・ゴールド安の相場展開となった。商品市場は、シルバー・ゴールドがともに下落している中、パラジウムが大きく推移し、5.6%以上の上昇となっている。恐怖指数(VIX)は依然高値圏を抜け出せておらず、31.9付近での推移だ。
為替市場は、クロス円が小幅に上昇となっており、ポンド円は昨日安値の153.56から154.73まで上昇した。ただ、テクニカル面では、ポンド円は時間足200MAに上値を抑えられる形で反落しており、この反落が直近安値である152.90を下回ることなく止まるのかに注目したいところだ。
本日は、欧州時間の16:00に独・GFK消費者信頼感調査とスイス・貿易収支、20:00に英・CBI流通取引調査と、米国時間の22:30に米・新規失業保険申請件数、米・第4四半期GDP(速報値)、米・個人消費、米・耐久財受注、24:00に米・中古住宅販売保留、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、25:00に米・カンザスシティ連銀製造業指数、27:00に米・7年債入札が予定されている。米ドルが上昇している中、欧州通貨がどのような方向性を示すのかしっかりと判断したい。
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