底堅い値動きとなっている米ドルの方向性に注目か

2022.01.25
- 独・IFO景況指数
- 米・5年債入札
昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄が引けにかけて回復し、株価横ばい・金利安・ゴールド高の相場展開となった。恐怖指数(VIX)は30に迫る勢いで上昇し、現在29.9となっている。仮想通貨市場も下落を続け、全般的に市場が下向いている中、ゴールドは堅調な値動きとなっており、1,842ドルまで上昇している。
為替市場は、昨日時点で米ドルが最強通貨となり、クロス円が全般的に下げる中、米ドル円は踏みとどまり、113.46の今月安値をタッチしたあと上昇。本日のアジア時間でも反発し、米ドル円は現在113.80付近で推移している。ただ、明日の米・FOMCにより金融政策正常化がどのようなスピード感で行われるのか、その答えにより米ドルの方向感が少しずつ見えてくるだろう。
本日は、欧州時間の16:00にトルコ・景気動向指数と設備稼働率、18:00に独・IFO景況指数、20:00に英・CBI企業動向調査と、米国時間の23:00に米・S&P/ケース・シラー住宅価格指数、24:00に米・消費者信頼感指数と米・リッチモンド連銀製造業指数、27:00に米・5年債入札、翌6:45にNZ・貿易収支が発表予定となっている。下落を留まっている米ドルがどのような値動きとなるのか慎重に静観したい。
過去の相場レポート
2025.09.25
対円で上昇した加ドルの上値余地に注意か
2025.09.24
反発上昇が見られたポンドの上伸性を注視か
2025.09.23
対円で回復したスイスフランが最高値を更新するのか値動きに警戒か
2025.09.22
史上最高値更新から一転、反落したフラン円の反発力に注目か
2025.09.19
史上最高値を更新しているスイスフランの上値余地に警戒か
2025.09.18
FOMC明けの米ドルとともに強含んだポンドの上伸性に注目か
2025.09.17
上昇しているユーロ米ドルが政策金利発表により変化するのか注視か
2025.09.16
対米ドルで強含んだユーロの上値余地を静観か
2025.09.15
年初来高値を更新したポンド円の上伸性に注目か
2025.09.12
ECB後に微上昇したユーロの上値余地を静観か