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拮抗している米ドルと欧州通貨の強弱性に注目か

相場レポート

拮抗している米ドルと欧州通貨の強弱性に注目か

拮抗している米ドルと欧州通貨の強弱性に注目か
本日のポイント
  1. 欧・製造業/サービス業PMI
  2. 米・シカゴ連銀全米活動指数

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。米10年債利回りは1.77%台となっており、原油WTIは2018年9月以来の高値水準に到達。1バレル85.8ドルまで上昇している。恐怖指数(VIX)は28.8まで上昇。投資家心理を示す恐怖と欲望指数(Fear & Greed Index)は、43まで低下している。

為替市場は、窓開けなくスタート。株価が世界的に下落しているものの、為替市場は大きな混乱なく、欧州通貨と米ドルの拮抗状態は継続している。ユーロ米ドルは、1.130まで小幅下落後、回復。本日のアジア時間でも1.127-1.137間でのレンジ範囲内での推移となっている。今週26日に開かれる米・FOMCにより、強弱の流れが明確化するのか注視したい。

本日は、17:15に仏・製造業/サービス業PMI、17:30に独・製造業/サービス業PMI、18:00に欧・製造業/サービス業PMI、18:30に英・製造業/サービス業PMI、22:30に米・シカゴ連銀全米活動指数、23:45に米・製造業/サービス業PMI、27:00に米・2年債入札が予定されている。各国のPMIはいずれも速報値のため、結果発表に伴う突発的な価格変動に注意したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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