拮抗している米ドルと欧州通貨の強弱性に注目か

2022.01.24
- 欧・製造業/サービス業PMI
- 米・シカゴ連銀全米活動指数
先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。米10年債利回りは1.77%台となっており、原油WTIは2018年9月以来の高値水準に到達。1バレル85.8ドルまで上昇している。恐怖指数(VIX)は28.8まで上昇。投資家心理を示す恐怖と欲望指数(Fear & Greed Index)は、43まで低下している。
為替市場は、窓開けなくスタート。株価が世界的に下落しているものの、為替市場は大きな混乱なく、欧州通貨と米ドルの拮抗状態は継続している。ユーロ米ドルは、1.130まで小幅下落後、回復。本日のアジア時間でも1.127-1.137間でのレンジ範囲内での推移となっている。今週26日に開かれる米・FOMCにより、強弱の流れが明確化するのか注視したい。
本日は、17:15に仏・製造業/サービス業PMI、17:30に独・製造業/サービス業PMI、18:00に欧・製造業/サービス業PMI、18:30に英・製造業/サービス業PMI、22:30に米・シカゴ連銀全米活動指数、23:45に米・製造業/サービス業PMI、27:00に米・2年債入札が予定されている。各国のPMIはいずれも速報値のため、結果発表に伴う突発的な価格変動に注意したい。
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