リスクオフの円買い傾向に警戒か
2022.01.21
- 英・マンMPC委員委員の発言
- 米・景気先行指数
昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄が引けにかけそろって続落となり、株安・金利安・原油安のリスクオフムードとなった。恐怖指数(VIX)は、25.5まで前日から7%ほど上昇。株安の影響が大きく反映される形となった。しかしながら、昨日発表された米・フィラデルフィア連銀景況指数は、19.0の市場予想に対し23.2となり上振れた。
為替市場は、本日のアジア時間で円が最強通貨となっており、ポンド円は156.04から154.70まで130pips以上下落した。テクニカル的には、ポンド円は日足ベースで20MAを大きく下抜けて下落しており、ダブルトップを形成しつつあるため、このまま円買い傾向が継続する場合は、150円の節目を割り込むことを視野に入れておきたい。
本日は、欧州時間の16:00に英・小売売上高、トルコ・消費者信頼感指数、21:30に欧・ラガルドECB総裁の発言と、米国時間の22:00に英・マンMPC委員委員の発言、22:30に加・小売売上高、24:00に米・景気先行指数が予定されている。週末の為替市場が大きく変動するのかしっかりと見極めたい。
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