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リスクオフの円買い傾向に警戒か

相場レポート

リスクオフの円買い傾向に警戒か

リスクオフの円買い傾向に警戒か
本日のポイント
  1. 英・マンMPC委員委員の発言
  2. 米・景気先行指数

昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄が引けにかけそろって続落となり、株安・金利安・原油安のリスクオフムードとなった。恐怖指数(VIX)は、25.5まで前日から7%ほど上昇。株安の影響が大きく反映される形となった。しかしながら、昨日発表された米・フィラデルフィア連銀景況指数は、19.0の市場予想に対し23.2となり上振れた。

為替市場は、本日のアジア時間で円が最強通貨となっており、ポンド円は156.04から154.70まで130pips以上下落した。テクニカル的には、ポンド円は日足ベースで20MAを大きく下抜けて下落しており、ダブルトップを形成しつつあるため、このまま円買い傾向が継続する場合は、150円の節目を割り込むことを視野に入れておきたい。

本日は、欧州時間の16:00に英・小売売上高、トルコ・消費者信頼感指数、21:30に欧・ラガルドECB総裁の発言と、米国時間の22:00に英・マンMPC委員委員の発言、22:30に加・小売売上高、24:00に米・景気先行指数が予定されている。週末の為替市場が大きく変動するのかしっかりと見極めたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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