対米ドルで強含んでいるユーロの動向に注意か
2022.01.20
- トルコ・TCMB政策金利と声明発表
- 欧・12月分ECB理事会議事要旨公表
昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄が引けにかけそろって下落となり、株安・原油安・金利安のリスクオフムードとなった。原油WTIは84.9ドルまで下落。商品市場が全般的に下落傾向となる中、ゴールドは1トロイオンス1,842ドルまで1.5%ほど上昇している。
為替市場は、欧州通貨同士であるユーロポンドが拮抗しており、0.831から0.834の非常に狭いレンジ内での推移となっている。ユーロポンドは、日足の長期目線では上値・下値ともに切り下げており、週足での安値である0.829までサポートが存在しないため、下伸に警戒したい。なお、ユーロは対米ドルでは強含んでいる。
本日は、16:00に独・生産者物価指数、19:00に欧・消費者物価指数(確報値)、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、21:30に欧・12月分ECB理事会議事要旨公表、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、24:00に米・中古住宅販売件数、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、25:00に米・週間原油在庫、翌6:30にNZ・製造業PMIが発表予定となっている。ECB理事会議事要旨公表を控え、欧州通貨に大きな値動きが出るのか注目したい。
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