弱含んでいる欧州通貨の回復力に注目か

2022.01.19
- 米・20年債入札
- 米・MBA住宅ローン申請指数
昨日は、連休明けの米国市場で、主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。ダウ平均は、前日から1.51%ほど下落し35,368ドルで終了した。恐怖指数(VIX)は18%ほど上昇し、ベンチマークの20を超え、22.7となっている。商品市場は全般的に上昇している中、ゴールドが小幅に下落。1,812ドル付近となっている。
為替市場は、ユーロが弱含んでおり、ユーロ米ドルが1.141から1.131まで下落している。ユーロ米ドルは、時間足ですでに200SMAラインを下抜けており、4時間足でちょうど200SMAの真上に位置している。テクニカル的には、ユーロ米ドルは週足20MAに上値を抑えられる形となっており、このまま下落が継続する場合は、1.080までの下落も長期的にはあり得るため、米ドルとの通貨強弱をしっかりと見極めたい。
本日は、欧州時間の16:00に英・消費者物価指数、英・小売物価指数、独・消費者物価指数、17:00に南ア・消費者物価指数と、米国時間の21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:30に加・消費者物価指数、加・住宅価格指数、米・住宅着工件数、23:15に英・ベイリーBOE総裁総裁の発言、英・カンリフBOE副総裁の発言、27:00に米・20年債入札が予定されている。弱含んでいるユーロがしっかりと反発できるのか慎重に静観したい。
過去の相場レポート
2025.05.09
上昇したユーロ円の上値余地を注視か
2025.05.08
対オセアニアで反発したユーロが上伸するのか方向性に注目か
2025.05.07
最弱となったスイスフランの回復余地を注視か
2025.05.06
弱含んだ米ドルの下値余地に要警戒か
2025.05.05
日本市場休場下での通貨強弱に要注意か
2025.05.02
最強通貨となった米ドルの上値余地に注目か
2025.05.01
対米ドルで続落したユーロの回復余地に注目か
2025.04.30
行って来いとなった米ドル円の方向性が明確となるのか注目か
2025.04.29
対米ドルで上昇したポンドの上伸性に注目か
2025.04.28
大きく上昇したフラン円の上値余地を静観か