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弱含んでいる欧州通貨の回復力に注目か

相場レポート

弱含んでいる欧州通貨の回復力に注目か

弱含んでいる欧州通貨の回復力に注目か
本日のポイント
  1. 米・20年債入札
  2. 米・MBA住宅ローン申請指数

昨日は、連休明けの米国市場で、主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。ダウ平均は、前日から1.51%ほど下落し35,368ドルで終了した。恐怖指数(VIX)は18%ほど上昇し、ベンチマークの20を超え、22.7となっている。商品市場は全般的に上昇している中、ゴールドが小幅に下落。1,812ドル付近となっている。

為替市場は、ユーロが弱含んでおり、ユーロ米ドルが1.141から1.131まで下落している。ユーロ米ドルは、時間足ですでに200SMAラインを下抜けており、4時間足でちょうど200SMAの真上に位置している。テクニカル的には、ユーロ米ドルは週足20MAに上値を抑えられる形となっており、このまま下落が継続する場合は、1.080までの下落も長期的にはあり得るため、米ドルとの通貨強弱をしっかりと見極めたい。

本日は、欧州時間の16:00に英・消費者物価指数、英・小売物価指数、独・消費者物価指数、17:00に南ア・消費者物価指数と、米国時間の21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:30に加・消費者物価指数、加・住宅価格指数、米・住宅着工件数、23:15に英・ベイリーBOE総裁総裁の発言、英・カンリフBOE副総裁の発言、27:00に米・20年債入札が予定されている。弱含んでいるユーロがしっかりと反発できるのか慎重に静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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