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インフレ懸念の再燃と米ドルの値動きに注目か

相場レポート

インフレ懸念の再燃と米ドルの値動きに注目か

インフレ懸念の再燃と米ドルの値動きに注目か
本日のポイント
  1. 米・卸売売上高
  2. トルコ・雇用統計

先週末は、米国市場で、主要株価指数3銘柄がそろって続落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。先週末金曜日に発表された米・雇用統計では、失業率が前月の4.2%から3.9%へ低下したものの、賃金の力強い伸びが明らかになり、インフレ懸念が再燃。債券は売りが加速し、米10年債利回りは、一時1.79%まで上昇した。

米・10年債利回りが上昇する中、米ドルは下落。ユーロ米ドルは1.129から1.136まで上昇した。ただ、ユーロ米ドルは昨年11月末からのボックス相場を抜け出せずに停滞しており、依然1.122-1.137の水準内でレンジ形成をしている。要人発言や地政学的ニュースにより、どちらか一方へ抜け切るのか、注視したい。

本日は、欧州時間の16:00にトルコ・雇用統計、19:00に欧・雇用統計と、米国時間の米・卸売売上高の発表が予定されている。(本日予定されていた米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の会議参加予定は延期)本日は日本市場が祝日により休場となっているが、欧州時間から明確な動きが生じるのか、慎重に静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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