年末大相場前の静かな値動きに注意か

2021.12.24
- 米国・英国など主要国がクリスマス連休で休場
- 主要な指標発表・要人発言はない
昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄がそろって3日続伸となり、株高・金利高・原油高のリスクオンムードが漂った。昨日発表された米・11月新築住宅販売件数は、市場予想に届かず74.4万戸となったものの、7ヶ月振りの高水準となった。ゴールドは上昇し1,808ドル台で推移し、米10年債利回りは1.49%まで上昇している。
為替市場は、クロス円が全般的に上昇しており、中でも特に上げ幅の大きかったポンド円は、152.20から153.71まで150pipsほど上昇した。テクニカル面では、ポンド円は4時間足の直近高値である154.03に迫る勢いを見せており、日足ベースでもしっかりと200SMAを上抜けているため、このまま上昇トレンド入りとなり上向いていくのか慎重に判断したい。
本日は、欧米がクリスマス休暇により休場となるため、重要な指標発表や要人発言は予定されていない。また、市場参加者が激減するため、流動性が著しく低下することが考えられる。ムリに取引をしようとせず、週明けからの値動きを見越して、本日は静観姿勢で相場を見極めたい。
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