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オミクロン株感染拡大懸念の欧州通貨に注意か

相場レポート

オミクロン株感染拡大懸念の欧州通貨に注意か

オミクロン株感染拡大懸念の欧州通貨に注意か
本日のポイント
  1. 米・ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)
  2. 英・GDP

昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が反落し、株安・金利安・原油安のリスクオフムードで終了した。英政府が新型コロナウイルスの変異種であるオミクロン株の感染拡大を受け、行動規制を強化すると発表したことから、欧州全般に同様の動きが出るのではとの懸念が広がった。

為替市場は、上昇していたユーロが下落し、ユーロ円は一昨日に上昇した値幅分をすべて相殺し、現在は128.21付近で推移している。ユーロ円は、日足20MAに上値を抑えられる形で反落しており、週足での長期足ではダブルトップを形成しているため、下落が継続となるのか慎重に注視したいところだ。

本日は、16:00に英・GDP、英・鉱工業生産、英・貿易収支、独・消費者物価指数、トルコ・失業率、18:05に欧・ラガルドECB総裁の発言、独・バイトマン独連銀総裁の発言、22:30に米・消費者物価指数、加・第3四半期設備稼働率、24:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)、28:00に米・財政収支が予定されている。株価が下落している中、通貨市場が週末にどのような値動きを見せるのか慎重に見極めたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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