オミクロン株懸念一服でクロス円反発上昇なるか

2021.11.30
- 米・イエレン財務長官の議会証言
- 米・S&Pケース・シラー住宅価格指数
昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発上昇となり、株高・金利安・原油横ばいの相場展開となった。懸念されていた新型コロナウイルスの変異種である【オミクロン株】の感染拡大懸念が後退したため、株式市場に安心感が広がった。米10年債利回りは、1.52%付近での推移となっている。
為替市場は、ユーロが米ドルに対し若干強含んでおり、ユーロ米ドルが1.120から1.129まで反発している。テクニカル面では、ユーロ米ドルは4時間足20MAに下値を支えられる形で反発しているため、このまま20MAに沿って反発が継続するのか慎重に判断したい。
本日は、16:00に仏・消費者物価指数(速報値)、仏・第3四半期GDP(改定値)、17:00にスイス・KOF先行指数、17:55に独・失業率、19:00に欧・消費者物価指数(速報値)、22:00に英・マンMPC委員の発言、22:30に加・GDP、23:00に米・S&Pケース・シラー住宅価格指数、23:45に米・シカゴ購買部協会指数、24:00に米・消費者信頼感指数、米・パウエルFRB議長の議会証言、米・イエレン財務長官の議会証言、27:00に米・クラリダFRB議長の議会証言が予定されている。11月最終日となる本日の値動きがどの方向に傾くのか、慎重に静観したい。
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