オミクロン株によるリスクオフムードは継続なるか
2021.11.29
- 米・ダラス連銀製造業活動指数
- 独・消費者物価指数(速報値)
先週末は、米国市場で、主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油安のリスクオフムードとなった。原油WTIの下落は著しく、7%ほど低下し71.7ドル付近となっている。新たに懸念されている新型コロナウイルスの【オミクロン株】拡大により、原油需要の見込みが低迷したためだ。
為替市場は、ドルインデックスが96.25まで小幅に下落している中、ユーロ米ドルが1.120から1.133まで約100pips上昇した。ただ、テクニカル的には、4時間足120MAで上値を抑えられ反落しているため、米ドルの強さを確認しつつ、このまま反発が継続するのか慎重に判断したいところだ。
本日は、16:00にトルコ・貿易収支、18:30に英・住宅ローン承認件数、22:00に独・消費者物価指数(速報値)、22:30に加・第3四半期経常収支、24:00に米・中古住宅販売保留、24:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、26:15に欧・ラガルドECB総裁の発言、28:00に加・マックレムBOC総裁の発言、29:00に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、29:05に米・パウエルFRB議長の発言が予定されている。残り2日の11月相場がどのように進むのか慎重に見極めたい。
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