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オミクロン株によるリスクオフムードは継続なるか

相場レポート

オミクロン株によるリスクオフムードは継続なるか

オミクロン株によるリスクオフムードは継続なるか
本日のポイント
  1. 米・ダラス連銀製造業活動指数
  2. 独・消費者物価指数(速報値)

先週末は、米国市場で、主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油安のリスクオフムードとなった。原油WTIの下落は著しく、7%ほど低下し71.7ドル付近となっている。新たに懸念されている新型コロナウイルスの【オミクロン株】拡大により、原油需要の見込みが低迷したためだ。

為替市場は、ドルインデックスが96.25まで小幅に下落している中、ユーロ米ドルが1.120から1.133まで約100pips上昇した。ただ、テクニカル的には、4時間足120MAで上値を抑えられ反落しているため、米ドルの強さを確認しつつ、このまま反発が継続するのか慎重に判断したいところだ。

本日は、16:00にトルコ・貿易収支、18:30に英・住宅ローン承認件数、22:00に独・消費者物価指数(速報値)、22:30に加・第3四半期経常収支、24:00に米・中古住宅販売保留、24:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、26:15に欧・ラガルドECB総裁の発言、28:00に加・マックレムBOC総裁の発言、29:00に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、29:05に米・パウエルFRB議長の発言が予定されている。残り2日の11月相場がどのように進むのか慎重に見極めたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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