反発しているユーロの強さに注目か

2021.11.26
- 仏・消費者信頼感指数
- 欧・ラガルドECB総裁の発言
昨日は、米国市が感謝祭による祝日で休場となり、米10年債利回りは1.59%まで低下した。原油WTIも、1バレル77.0ドルまで続落しており、ゴールドも下落後の横ばい推移が、1,793ドル付近で継続している。なお、日経平均は30,000円の壁が厚く、29,000円を割り込み28,800円台での推移となっている。
為替市場は、上値の重い米ドルに伴いユーロ米ドルが小反発し、1.119から1.123まで上昇した。日足ベースでは、10MAの下に位置しており、RSIの向きが30を割り込んだ時点で上向いているため、このまま反発上昇が継続するのか、慎重に見極めたいところだ。なお、ユーロは同じ欧州通貨のポンドに対しても上昇しており、ユーロポンドは、0.843まで上昇している。
本日の指標は、16:00に独・輸入物価指数、16:45に仏・消費者信頼感指数、17:00にスイス・第3四半期GDP、欧・ラガルドECB総裁の発言、20:00に英・CBI流通取引調査、22:00に英・ピルMPC委員の発言が予定されている。米国の祝日明けで、各種通貨に大きな値動きが発生するのかしっかりと注視したい。
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