米ドルの反発上昇は見込めるのか

2021.11.22
- 米・中古住宅販売件数
- トルコ・消費者信頼感指数
先週末は、米国市場で、主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落となり、株安・金利安・原油安のリスクオフムードとなった。恐怖指数(VIX)は1.8%ほど上昇し、17.9付近となっている。先週末金曜日に発表された加・9月小売売上高は、-1.0%の予想に対し-0.2%と健闘し、市場予想ほどの悪化は免れた。
為替市場は、目立ったギャップは見られず、穏やかなスタートとなった。ドルインデックスは96.0と高水準を維持しているものの、米ドルの上値は重く、ユーロ米ドルは小幅反発の安値圏で留まっている。ユーロ米ドルは現在、1.126付近で推移しており、依然4時間足20MAの下にいるため、このまま下落が継続するのか、見極めたいところだ。
本日は、16:00にトルコ・消費者信頼感指数、22:30に米・シカゴ連銀全米活動指数、24:00に米・中古住宅販売件数、25:30に米・2年債入札、27:00に米・5年債入札が予定されている。今週は、23日(火)に米・製造業/サービス業PMI、24日(水)にニュージーランド・RBNZ政策金利と声明発表、米・FOMC11月分議事要旨公表、25日(木)に欧・10月分ECB理事会議事要旨公表、26日(金)に欧・ラガルドECB総裁の発言が予定されている。週前半の値動きがどの方向に傾くのか慎重に注視したい。
過去の相場レポート
2025.10.17
対米ドルで上昇したポンドが伸びていくのか欧州時間での方向性を注視か
2025.10.16
最強となったポンドの勢力が維持されるのか欧州時間での値動きを注視か
2025.10.15
対円で上昇したユーロの上伸性に注目か
2025.10.14
ベイリーBOE総裁の発言内容でポンドが明確な方向性を示すのか注視か
2025.10.13
加・失業率変わらずも対円で下落した加ドルの下値余地に注目か
2025.10.10
対米ドルで軟化したユーロの下値余地に警戒か
2025.10.09
対米ドルで下落したポンドの下伸性に注意か
2025.10.08
対円で上昇し年初来高値を更新したポンド円の上値余地に要警戒か
2025.10.07
日本に次いで弱含んだユーロの下値余地に警戒か
2025.10.06
対円で上昇したユーロが上値を伸ばすのか方向性に注目か