米・雇用統計明けの米ドルの値動きに注目か

2021.11.08
- 米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言
- 米・パウエルFRB議長の発言
先週末は、米国市場で、主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。米10年債利回りは、1.5%を割り込み1.46%まで低下。先週末に発表された米・雇用統計の非農業部門雇用者数の結果が、45.0万人の予想に対し53.1万人となり、結果が大きく上振れたが、早期利上げの警戒感が和らいだことから、株価上昇となった。
為替市場は、ユーロ米ドルが先週末時点で往って来いの値動きとなり、現在は1.156付近で推移している。ユーロ米ドルは、日足で直近安値である1.152を瞬間的に割り込んだが、下ヒゲで終わったため、本日の値動きを慎重に見極めたいところだ。
本日は、15:45にスイス・失業率、23:00に米・クラリダFRB副議長の発言、24:30に米・パウエルFRB議長の発言、24:55に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、26:00に英・ベイリーBOE総裁の発言と米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、米・ボウマンFRB理事の発言、27:00に米・3年債入札、27:50に米・エバンス:シカゴ連銀総裁の発言が予定されている。米ドルと欧州通貨のバランスを見極めつつ、各種通貨の方向性を注視したい。
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