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米・雇用統計により米ドルの方向性は明確になるか

相場レポート

米・雇用統計により米ドルの方向性は明確になるか

米・雇用統計により米ドルの方向性は明確になるか
本日のポイント
  1. 米・雇用統計
  2. 加・Ivey購買部協会指数

昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。最高値更新をしていた仮想通貨のイーサリアムは、前日から1.76%ほど下落し、513,000となっている。ドルインデックスは、94.3まで上昇している。米10年債利回りは、1.53%台での推移だ。

為替市場は、レンジ相場だったユーロ米ドルが、1.161から1.152まで下落し、時間足で20MAに上値を沿う形で下伸している。直近安値である1.152ラインがサポートとして機能する場合は、1.152付近で反発が入るだろう。下抜けた場合は、1.140まで大きな節目がないため、1.140がターゲットとなりうることを念頭に置いておきたい。

本日は、欧州時間の16:00に独・鉱工業生産、英・ハリファックス住宅価格、16:45に仏・鉱工業生産、仏・製造業生産指数、米国時間の21:15に英・ラムスデンBOE副総裁の発言、英・ピルMPC委員の発言、21:30に加・失業率、米・雇用統計、22:00にテンレイロMPC委員の発言、23:00に加・Ivey購買部協会指数が予定されている。本日の米・雇用統計での失業率は4.7%と予想されている。この数値を上回るのか、しっかりと静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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