下落しているクロス円は下伸となるか

2021.11.09
- 米・10年債入札
- 米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言
昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄がそろって続伸となり、株高・金利横ばい・原油横ばいの相場展開となった。中小型株で構成されるラッセル2000も、前日から0.23%ほど上がり、2,442で終了した。昨日のパウエルFRB議長の発言では、テーパリング後の利上げ時期と具体的な内容については言及されず、市場の警戒感が払拭された形となった。
為替市場は、ドル売り・円買い傾向となっており、米ドル円が113.64から112.77まで下落している。クロス円が全般的に下落しており、ユーロ円は、131.42から130.76まで小幅に下落した。ユーロ円は、4時間足で200SMAの上に位置しているため、反発が入るのか、しっかりと見極めたいところだ。
本日は、欧州時間の19:00に独・ZEW景況感調査、22:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、米国時間の22:30に米・生産者物価指数、23:00に米・パウエルFRB議長の発言と、米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言、27:00に米・10年債入札、27:30に米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言、翌7:45に加・マックレムBOE総裁の発言が予定されている。本日の米国時間に通貨の方向性が明確となるのか、しっかりと注視したい。
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