クロス円の下落に要警戒か

2021.10.27
- 米・週間原油在庫
- 米・耐久財受注
昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄がそろって続伸となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは、84ドル台で推移しており、依然高値圏に留まっている。米投資会社ブラックロックのフィンクCEOは、昨日サウジアラビアで行われた投資会議にて、「インフレは継続し、1バレル100ドルに上昇する可能性が高いだろう。インフレが一過性と考える人は、減少していくはずだ」と発言した。
為替市場は、本日のアジア時間でクロス円が若干の下落傾向となっており、ポンド円は昨日高値の157.69から156.85まで下落している。テクニカル的にも、ポンド円は4時間足で三尊天井を形成しつつあるため、ここから大きく下落となるのか、慎重に見極めたいところだ。なお、下落となった場合は、155.92まではサポートがないため、下伸する可能性がある。
本日は、15:45に仏・生産者物価指数と消費者信頼感指数、16:00にトルコ・貿易収支、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に米・耐久財受注と卸売在庫、23:00に加・BOC政策金利と声明発表、23:30に米・週間原油在庫、24:00に加・マックレムBOC総裁の記者会見、26:00に米・5年債入札が予定されている。指標発表が重なるため、米国時間の値動きに注意しつつ、通貨強弱を注視したい。
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