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クロス円の下落に要警戒か

相場レポート

クロス円の下落に要警戒か

クロス円の下落に要警戒か
本日のポイント
  1. 米・週間原油在庫
  2. 米・耐久財受注

昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄がそろって続伸となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは、84ドル台で推移しており、依然高値圏に留まっている。米投資会社ブラックロックのフィンクCEOは、昨日サウジアラビアで行われた投資会議にて、「インフレは継続し、1バレル100ドルに上昇する可能性が高いだろう。インフレが一過性と考える人は、減少していくはずだ」と発言した。

為替市場は、本日のアジア時間でクロス円が若干の下落傾向となっており、ポンド円は昨日高値の157.69から156.85まで下落している。テクニカル的にも、ポンド円は4時間足で三尊天井を形成しつつあるため、ここから大きく下落となるのか、慎重に見極めたいところだ。なお、下落となった場合は、155.92まではサポートがないため、下伸する可能性がある。

本日は、15:45に仏・生産者物価指数と消費者信頼感指数、16:00にトルコ・貿易収支、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に米・耐久財受注と卸売在庫、23:00に加・BOC政策金利と声明発表、23:30に米・週間原油在庫、24:00に加・マックレムBOC総裁の記者会見、26:00に米・5年債入札が予定されている。指標発表が重なるため、米国時間の値動きに注意しつつ、通貨強弱を注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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