米・シカゴ連銀全米活動指数に注目か
2021.10.25
- 米・シカゴ連銀全米活動指数
- 米・ダラス連銀製造業活動指数
先週末は、米国市場で、主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは84.65ドルとなり、今月高値を更新。高値圏での推移が継続している。恐怖指数(VIX)は3%ほど上昇し、15.4付近だ。サウジアラビアのエネルギー相は、パンデミックの影響から、需要増には慎重な姿勢を崩さず、原油の大幅増産に後ろ向きな発言をした。
為替市場は、先週末から継続していた円買いが、本日のアジア時間で留まっており、ユーロ円は132.00から132.60まで反発上昇している。テクニカル的には、ユーロ円は4時間足で上値と下値を切り下げている状態が継続しているため、明確な方向転換となるのか、じっくりと静観したいところだ。
本日の指標は、16:00にトルコ・景気動向指数と設備稼働率、17:00に独・Ifo景況指数が予定されており、米国時間に入ると、21:30に米・シカゴ連銀全米活動指数、22:00に英・テンレイロMPC委員の発言、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数が発表予定だ。今週は、日銀・加・BOC、欧・ECBの政策金利発表が予定されている。各種通貨がどのような競り合いを見せるのか、慎重に注視したい。
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