円安一服の動きは継続なるか

2021.10.22
- 米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言
- 英・小売売上高
昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が上昇となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。昨日発表された米・新規失業保険申請件数は、市場予想の255万人に対し248万人となり、3週連続で申請者数が減少した。原油WTIは82.2ドルまで下落。米海洋大気局(NOAA)が米国の暖冬を予測したことから、原油先物価格が下落した。
為替市場は、ユーロの全面安が目立っており、ユーロ豪ドルは今月安値を更新。現在は1.555付近での推移だ。ユーロ豪ドルは、すでにトレンドラインのサポートである1.565を下抜けており、下落が継続となると、次の直近安値である1.529が下伸目安となるだろう。
本日の指標は、15:00に英・小売売上高、16:15に仏・製造業/サービス業PMI、16:30に独・製造業/サービス業PMI、17:00に欧・製造業/サービス業PMI、17:30に英・製造業/サービス業PMI、21:30に加・小売売上高、22:45に米・製造業/サービス業PMI、23:00に米・クオールズFRB副議長の発言、米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言、24:00に米・パウエルFRB議長の発言が予定されている。円安が一服した為替相場が、週末にどのような展開を見せるのか、しっかりと判断したい。
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