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FOMC明けの米ドルの値動きに警戒か

相場レポート

FOMC明けの米ドルの値動きに警戒か

FOMC明けの米ドルの値動きに警戒か
本日のポイント
  1. 米・景気先行指数
  2. 米・新規失業保険申請件数

前日は、米・FOMCでの政策金利が0-0.25%に据え置かれ、パウエルFRB議長の「今年11月にもテーパリングを開始し得る」との発言から、VIX(恐怖指数)は約15%の下落となり、20.8付近で落ち着いた。これを受け、米ドル/円は109.9まで上昇する結果となった。前日までのリスクオフ基調から脱却し、再び株高・ドル高のリスクオンムードとなっている状況だ。

テクニカル的に見ると、米ドル/円は直近レジスタンスラインの110.01を上抜けた場合は、110.20を目指す一段高に、直近サポートラインの109.17を下抜けた場合は、日足200MA付近である108.75を目指す形となるだろう。ただ、先月から109.00でのサポートラインが底堅いため、レンジ推移となる可能性も考慮しておきたい。

本日は、16時15分に仏・製造業/サービス業PMI、16時半に独・製造業/サービス業PMI、スイス・政策金利と声明発表、17時に欧・製造業/サービス業PMI、欧・ECB月例報告、17時半に英・製造業/サービス業PMI、20時に英・政策金利と声明発表、トルコ・TCMB政策金利と声明発表、21時半に加・小売売上高、米・新規失業保険申請件数、22時45分に米・製造業/サービス業PMI、23時に米・景気先行指数、23時半に米・週間天然ガス貯蔵量が発表予定となっている。特に各国の製造業/サービス業PMIは速報値であるため、大きな値動きに警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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